国王代理から真実が語られる。謁見の間に大音量が響いたのは、きのえの声であった。
「はぁぁ~~~?武道大会で勝った奴に姫の座を譲るぅぅぅッツ!?」
ええっ、優勝者にささら姫が嫁ぐんじゃなくて・・・。優勝者がお姫様になっちまうの!?
「あの、俺ら全員男なんだけど・・・?
低い声でかえしたひかりであったが、瞬間ここにいる全員のプリンセスルックを想像した。大笑いしてやりたくなったが、ますますじっくりイメージしてみたらだんだんと怖くなった。フツーにケバいよちょっとォッ!
「もしかして私、そんなビックリ女装大会みたいな事で呼ばれたのですか?こんなに具合悪いのに・・・?」
くれないは未だに順調快調吐血中であった。てゆーかこの量って、そろそろ致死量?お迎えが来るってのも、現実になりかけているかもしれなかった。でも友達いない彼だし、見えないお友達がたくさんでお迎えに来てくれるのだったら満足かも☆
「・・・ていうか武道大会しようって意味、あったのかな?」
ないに決まってんじゃん。ただの思わせぶりな演出に過ぎんよ!そんな外道な事も分からんとは、やっぱり童顔な外見通り幼いわあおいくんっ。
「ささらがな、城の外に行きたいって言ってた。でもお姫様やってたら無理だし、姫を辞めればいいと思って!」
普段からの点目もあんまり変わらず、表情の変化は見受けられない。声のトーンを聞いてなんとなく、この幼い子供が得意げな態度を取っていることが分かる。 しかし、パッと聞きはささら姫に気遣った心優しさなのであろうが。なんちゅー突飛過ぎる行動に出たんだよって国王代理様!
―てゆーか本日、それだけのために城に来たんかい!!―
誰もが思ったが、口には出せず。
今日は何の日?ふっふ~・・・・・・
ピュアくんからの手紙の内容は、ちょっとだけ姫を辞めて遊んで来いっていうの。
「国王代理のピュアくんから許可でたし、行きたかったお城の外へ行ってきま~す☆」
いつの間にやらささら姫ドレスから着替えたのは、もっとラフな服装。旅には丁度良い、動き易そうな服。こーいう服の方がささら姫、いいえ、ささらちゃんにはよぉく似合っていますとも。
「行ってらっしゃい、お土産ちょーだいねぇさっちゃん♪」
ぴょいとバルコニーから飛び降りるささらに、ひのととみかどが手を振って送り出す。もちろん見送りの笑顔で。
手を振る手を振る。
だがはたと、みかどの動きがゆっくりと静止される。
「なぁ俺、せっかく出て来たのに・・・魔法使い用無し?」
皆さん忘れているだろうが、みかどさんは魔法使いとして登場したのである!だが魔法らしい魔法も使わずに、なんかただのエキストラその1だったような気もしないでもない。
「・・・しかし国王代理も、何を考えているのやら?」
今回の武道大会がなんたらとか、そんなモノ何の意味も持たなかったと鼻で笑う。彼が思うコトはただ1つ・・・。
「フリルやなんかを使った姫衣装を、ムッサイ野郎共が着るなんて言語同断!そんなロイヤルな格好が可憐に似合うのはあんな小娘でもなく、ひのと様しかいないでしょう!!はーっはっはっはっはっは!!」
ピュア王国のピュア・キャッスル。そのお城には、お姫様がよく映えるバルコニーがあります。けれどそこに高々と響くのは、変態中年の高笑いだったり。
そんなある日の、ピュアソウル王国の出来事です。
正確には、純粋魂王国の純粋城で起こったことでした♪

☆あとがき FROM 葵さん☆
乙音さん、お誕生日おめでとございます~☆お誕生日記念に書いた小説でしたが、な~んか遅れちゃってゴメンナサイです~ (^_^;)。
「Pure Soul メルヘン風」と聞けば感じはいいですが、やっぱいかにも葵が書いたって雰囲気ですね~。これが祝いの品なんです、マジで★
最初はお姫様ささらちゃんを主役で書こうと思ってネタ決めしましたが、なんかこーゆー方向になってしまいました。今更読むと、主役いたんじゃなかったのかって自分にツッコミかましたくなってきます♪
基本はパプワとはいっても、Pureキャラは別個のキャラ達だと認識しています。普段パプワキャラも満足に書けないのに、Pureキャラが書けるかどーかが結構心配でしたが。割と上手くいったのでガッツポーズ!どの方も好きなキャラ達なので、小説書けるくらいキャラも掴めてたようなので嬉しかったり(自分が)。
文章中じゃ気付かれないかもしれないけど、私はプロフェッサー橘の大ファンです。ちょっとひいきに書いちゃったけど、あれくらいまでセーブ出来たから上出来だわ私!!そして人様の世界を舞台に、パロディーパラレルものを書いたのは初めて。なんか途中でテンションが合ってしまい、ミョーに楽しく書けました。
そいじゃ乙音さん、お誕生日おめでとうございます~!
*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*
♪乙音からの感想♪
お祝いのお言葉、そしてステキなプレゼントをありがとうございます、葵さん!
とってもかわいらしい設定に乙音、メロメロでしたvvv
こういうメルヘンチックな設定、大好きなんですよー♪
役柄もみんなピッタリでしたネv
国王代理のピュアくん、お姫のささらちゃんの悩みを解決するために色々考えてあげて、優しい☆
番人さん達、・・・村人Aたちというべきかな?彼らはふりまわされっぱなしだったケド(^^;)
結局この後のささら姫ご帰還までの、期間限定お姫様役は誰になるんでしょうネ?
橘氏の野望でひのちゃんになりそうな可能性大・・・?
ますます番人さんらが呼ばれた意味が見えないですね(苦笑)
そして魔法使いなんておいしい役どころっぽいみかどさんは、あまり活躍できなかったし(:_;)
キャラの特徴もとってもよく掴んでくださっててウレシかったです!
そしてお話やナレーターのノリなんかはいかにも葵さんってカンジで、いっぱい笑わせていただきました☆
とりあえず、大ヒットは「スカパー娘」です(笑)
それから挿絵を3枚だけ、描かせて頂きました。
葵さんの小説を読んでの、わたしのイメージです。
葵さん、ステキなお誕生日プレゼント、本当にありがとうございました!
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