【第1部】アイ~I・eye・愛~【原案者このか執筆】

「橘」
 ビリーヴとレンが出会った次の日の午後。
 ビリーヴは中庭の木の陰の所でねそべっている少年に声をかけた。
 声をかけられた少年-橘-は、体を起こしながら、ビリーヴの法へ顔を向ける。

「久しぶりですねぇ」
「最近忙しかったからな」
 しゃべりながらビリーヴは立場なの横に座った。

「で、その忙しいあなたが何の用ですか?」
 ビリーヴは手に持っていたカルピスのふたを開け、そして一口飲んだ。
「用がないといけないのか?私はお前に会いたかっただけだ」
「・・・さぶいぼがたちました」
 そして橘は寝そべりながら言葉を続けた。

「そういうプレイボーイの顔をして、そんなことを言うのは他でしてください。あなたならそれをやられて喜ぶ男がたくさんいるでしょう」
「男なんかに喜ばれたくない」
「それも・・・そうですね」

 ここ中庭の中にある一番大きな樹木の下は、もうすでにビリーヴと立場なの特等席になっている。
 昼休みにはたいていどちらかだここで昼食をとっていうr。
 まぁ、どちらにしろここの生徒はたいてい教室の中で勉強しているから、昼休みに中庭にいるやつなど、この2人以外はめったにいない。

「まぁ、それは冗談で、実はおまえに聞きたいことがあるんだ」
「ききたいこと・・・?あなたが・・・・、わたしに・・・・?」
「その信じられないという顔はやめろ。私がおまえに何かを聞いてはいけないのか?」
「いえ・・・。全然OKですけど・・・。とてもめずらしい事なので・・・。・・・で、何を聞きたいんですか?」
 しばらく信じられないという顔をしていた橘だが、すっかりいつもの顔似戻ってしまった。

「・・・・『レン』という少年を知ってるか?」
 戻ってしまったが、今度はビリーヴの口から出た言葉に硬直してしまった。
 そんな橘を見て、ビリーヴは顔をしかめて
「どうかしたのか?」
 と、聞く。
 すると橘の硬直がとれた。

「いえ・・・。レンっていっても・・・、うん、他にたくさんいますし・・・。・・・・・・何クラスのレンですか?」
 橘のおかしな反応。
「Bクラスとかいってたが・・・」
 再び硬直をとる橘。

「い・・・いえ・・・、Bクラスにも・・・レンはきっとたぶんたくさんいる・・・ハズ。そのレンって・・・、ファミリーネームはレン・アカイですか?」
「ファミリーネームまでは聞かなかったな」
 正確にはファミリーネームは行ってなかったになるはずだが、この際どうでもよい。

「では・・・もしかして、バカさがにじみでているような顔をしている正真正銘のバカで、しかもピアスの穴を両耳にあけているくせに、右耳にしかピアスをしてなくて。しかもそのピアスにはたいてい足の小指の爪役4分の1の大きさのルビー20万から5万がついていて、時々どっかに4000円くらいで売ってそうなピアスを付けている人ですか?」
「・・・・・・・そこまではわからないし、耳も見ていないからなんともいえないが・・・、眼鏡はかけてたぞ」
 その言葉に橘は心底嬉しそうな顔をする。

「眼鏡・・・・。あのレンは眼鏡はかけてはいない・・・。別人・・・。赤の他人・・・・。なんだ、そうだったんですか・・・」
 そして橘は体を起き上がらせながら言葉を続けた。
「いやぁ、わたすの知っているレンとは別人のようです。そうですよ、まったく。私も何を考えているのか。ヴァースト様の弟であるビリーヴがあんなうるさい子悪魔のバカなんて知ってるワケないじゃないですか。ハハハハハ。いや、すみませんねぇ、お役に立てなくて」

「うるさい子悪魔のバカって、誰のコトだよ」

 1人でべらべら喋っている橘の言葉をさえぎるように、第三者の声が乱入してきた。
 橘とビリーヴは声のした方向を見上げる。
 そう。
 声は上からしたのだった。
 見上げると、ビリーヴ達に影を作ってくれていた木の枝に、昨日、ビリーヴと老化で衝突した少年、レンが座っていたのだ。

「ハァイ。ビリーヴ、久しぶり。ちょっと降りるからそこにいる失礼な男とどいてくれない?」
 そういってビリーヴたちがどいたのを確認すると、木の枝から飛び降りるレン。

バサァ!!

(羽!?)

 そう。
 レンの背中には真っ白な羽がついていたのだ。
(何故・・・)
 まったくである。

「ビリーヴの探してたレンって・・・、あなたの事だったんですね・・・」
「そうだよ」
 ひどく脱帽した顔の橘。しかしすぐにひとつの違いを思い出して、レンに聞く。

「ビリーヴは眼鏡をかけた少年といっていましたケド、あなたはメガネかけてないじゃないですか!」

「コンタだよコンタクト。昨日はたまたま目が痛かったから眼鏡だったの」
「だいたいあなた目が悪いんですか?視力はいくつです」
「両方とも0.03だよ」
「その羽はなんです!」
「通販で買った」
「買わないでください!何で夏なのに長袖なんです!しかも黒!制服は!?」
「やだなぁ、今に始ったコトじゃないだろぉ」
「そのスカートは何なんです?」
「いーじゃんミニじゃないだけ」
「きわめつけはその左耳!何個空いてるんです?昨日まではひとつだったでしょうが!」
「5つ。とりあえずどこまであくか挑戦したケド、いつもの穴には被害が出ないように5つでガマンした。・・・・・・ヘン???」
「ヘンです」

 そんな2人の会話を聞きながら、ビリーヴは他のことを考えていた。

 レンがいつからいたか、である。
 ビリーヴはAクラスのトップである。何かの気配には人の五倍十倍は敏感だ。しかしそんなビリーヴがレンの気配には気付かなかった。ビリーヴが今まで気付かなかった気配は橘と、彼の兄弟ヴァーストとグルーヴィーだけだ。

(こいつ・・・、実をいうとAクラスにいられる人間なのでは・・・)
 ビリーヴがそう思うのも無理がない。
 ビリーヴに初めてあったときは走っていたせいもあり、足音がものすごかったが、木から飛び降りて着地をしたとき、足音は少しもしなかった。
 まるで地面ギリギリのところで浮いてしまったかのように。

「ヘン?」
「え?」

 思わず聞き返してしまったら、レンがプウとほっぺたをふくらます。
「だぁかぁらぁ、俺の今日の格好、変か?って聞いてんだよぉ」
 自分の話を聞いてくれなかったビリーヴに、 少し怒ったらしい。
 意外と寂しがり屋で、誰かに相手してもらわないとふきげんになるみたいだ。
 その言葉にビリーヴはレンを上から下まで見ていった。

「変ではないよ。とっても似合ってる。だけど耳の穴はダメだよ。5つあるより1つのほうがレンにはたぶんに合うと思うんだけどな。でも、このルビーだけ赤であとの4つがシルバーっていうのも、赤がひきたって、レンに似合ってるよ」
 そこまで言うと、レンが少しあとざかっていた。
 そして橘とぼそぼそしゃべりを始める。

「ビリーヴっていつもこうなのか?今ちょっとクラっときたけど」
「いっつもこうなんですよ。これでビリーヴ教になった人は学校でも四分の三はいるんですから」
「すっげぇ。さすがってカンジだなぁ。・・・橘は平気なのか?いつも一緒にいて」
「私は平気ですよ。私はこれに鳥肌達人ですから。だけどレン、あなたは気をつけないと。彼は15歳これです。大人になったら・・・」
「うん、わかった。気をつける。」

「人を褒めているのかいないのかよくわからない話はやめてくれないか?レン、橘」
 2人でぼそぼそしゃべっていると、ひやりと冷機が漂ってきた。
 もちろん、その冷機の出所はビリーヴ。
「や・・・やですよ、ビリーヴ。褒めてるんです、私たちは」
「そ・・・そうだぜ。俺たちは褒めてるんだよ、ビリーヴ」
「そうか、褒めていたのか」
 そういいながらも、ビリーヴの体からは冷気が出ている。
 ヤバイと思った橘とレンは、無理矢理話を変えた。

「ほ・・・ほらレン。まだちゃんとした自己紹介してないでしょう」
「あ!うん。そーだったな。ちゃんと自己紹介しないとな」
「・・・自己紹介・・・?あぁ。そういえば、まだしてもらってないし、してないな」
 ビリーヴから出ていた冷気も治まり、2人は自己紹介をすることにした。

「俺はレン・アカイ。クラスはB。まぁ、自分の性格を一言で現すと、おちゃめさん☆頭は中下☆決してバカではないです、趣味はピアス集めと、花占いなの☆好みのタイプは女王様☆」

「まぁ、まったくもって変態ですよ」
 レンの自己紹介に一言付け加える橘。
「橘うるさい。で、ビリーヴの紹介もして☆」
(最後に☆マークつけるか?普通)
 レンの言葉に心ではそう思いながら、顔には出さずにビリーヴは自己紹介をする。

「ビリーヴだ。クラスはA。自分の性格を四文字熟語で表すと、容姿端麗、絶対無敵、成績優秀。趣味は絵画鑑賞。好きなのは自分のみ」
「やだなぁ、冗談いっちゃってぇ」
「レン、彼は本気です」
 ビリーヴの言葉にレンは笑っていたが、橘にいわれてガビーンの顔をした。
「も・・・もしかして、ビリーヴってナルシスト・・・?」
「もしかしなくてもそうです」
「・・・・・・・・・・・・・でもほら、ジョークかもしんないぢゃん。四文字熟語だってちょっと違うし・・・」
「彼はいつだってマジです。四文字熟語だって、字分が言えば正しく聞こえるって思ってるんですから」
「だから人を褒めているのかいないのか、よくわからない言動はやめてくれないか」
 再び、ビリーヴから冷気が出ている。
「い・・・いやですねぇ・・・。褒めてるんですってば」
「そ・・・そーだよ。褒めてるんだってば」
 それでもやはり、ビリーヴから冷気が漂っている。

 そこで橘が再び話題を変える。
「そ、そういえばレン、どうして木の上にいたんですか?」
「あ・・・、あぁ、うん。ちょっと橘に用があって」
「橘に用・・・?」
 そこでビリーヴの冷気は治まった。
「私に用・・・って、何ですか?」
「あん?あぁ、そーそー。橘さぁ、プロレスラーになるんだって?」
 レンの言葉に周りの空気が固まる。

「そうか・・・。橘はプロレスラーになりたかったのか・・・」
 最初に口を開いたのはビリーヴ。そして、
「違います」
 と、橘も口を開いた。

「プロフェッサーです、プロフェッサー。レン!どこをどう聞き違えば、プロレスラーになるんですか?」
 橘がレンの方を向いて、間違いを正すと、レンはしばらく考えて、口からでた言葉が
「あぁ、プロレスラーじゃなくてプロデューサーね。ごめん×2。でも良かったなぁ。俺、テレビ局にコネがあるから、いつでもOKだぜ」
 何がOKなのだろうか・・・。

 まぁ、そんな事この際よしとしても、レンのこの機器間違いはどこから来るのか。
 しかし、そんなレンに訂正を入れるのがビリーヴ。

「レン、プロデューサーではない、プロフェッサーだ」
「プロいsir?」
「ちがう。プロフェッサー。教授のことだ」
「教授?」
「そう、教授」
「えー、教授ぅ?なぁんだ、おもしろくねぇ」
 やっと理解したレンだが、自分の想像していたものと違っていたので、ぶー×文句を垂れ始めた。
「面白い面白くないで人の将来にケチつけないでほしいですねぇ」
「だって、マジ面白くねーんだもん」
「レン・・・。私に殺されるのと、私の目の前から今すぐ消え去るのとでは、どちらがいいですか?」
「消えます!!
 そしてレンは疾風の如く去っていった。
(・・・速い・・・・)
 そう、レンは速かった。そして背中の羽も揺れていた・・・。

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